昨日除去したカラスの巣（卵を産む前）です。カラスは春から夏にかけてが繁殖期と言われています。カラスは一夫一妻制で、夫婦が協力して子育てを行います。樹木や電柱、送電塔や運動場の照明などの比較的高い位置に、枯枝や木の皮、場合によっては洗濯用ハンガーなどを利用して巣を作ります。巣が完成するとメスが産卵します。卵の期間が約２０日、ヒナから巣立ちまでが３０～４０日と言われており、巣作りから巣立ちまでの期間は２～３か月です。卵やヒナを育てる期間は縄張り意識が強まり、近づいた人を威嚇したり攻撃し怪我をさせることもあります。また、卵やヒナがいる巣を除去するのは、卵やヒナを捕獲することになるため、法令上必ず知事の許可がいります。

カラスの巣を発見したら近づかないようにして、管轄の農林課や区政振興課などの行政機関に相談することをお勧めします。